質の高いクリエイティブが広告効果最大化のカギを握る
※Boundless株式会社は、米国に本社を構えるYahooグループの日本法人です。
デジタル広告は、かつてはいたってシンプルなもので、当初は、ハイパーリンクやディスプレイなど、ごく限られたフォーマットとチャネルで、史上初のバナー広告は、1994年10月にWired.com(当時はhotwired.com)1 に掲載されたAT&Tの広告でした。同年の1994年1月に設立された当社米国本社は、歴史が長く、その史上初のバナー広告をよく覚えています。
この広告は非常に興味深いイノベーションであり、44%のクリック率2(CTR)を生み出したのです。
アテンションエコノミー
屋外デジタル広告(DOOH)を通して外出先で、ノートパソコンやPC画面を通して職場で、そしてコネクテッドTVを通して自宅で。このようにチャネルが多様化し、あらゆる場所で人々にリーチできる接点が用意されています。しかし、これまでになく幅広い方法で消費者にリーチできるようになったことにより、消費者の注意を引くための前例のない競争にも直面しています。デジタル広告の開始当初から常に抱かれている疑問とは、「消費者の注目を集め、ブランドメッセージを伝えるための最良の方法とはいったい何か」という点です。そしてその答えは、質の高いクリエイティブ(Powerhouse Creative)にあります。
優れたクリエイティブは注目を集め、行動を喚起する
これは実証に基づく事実です。IPG/Magna Globalと共同で実施した調査「Creative, The Performance Powerhouse」では、認知度と意図を高める上でのクリエイティブの重要な役割を明らかにしています。その結果は目を見張るもので、クリエイティブが次のような効果を発揮していることを示しています。
- 広告想起率:79%はクリエイティブによるもので、21%はメディアプレースメント+ターゲティングによって生み出される3
- ブランド好感度:77%はクリエイティブによるもので、23%はメディアプレースメント+ターゲティングによって生み出される3
- 購買意欲:56%はクリエイティブによるもので、44%はメディアプレースメント+ターゲティングによって生み出される3
ターゲットオーディエンスを惹き付けるには、質の高いクリエイティブが心強い味方となるでしょう。
効果的なクリエイティブのためのベストプラクティス
クリエイティブに多額の予算を投じることができるブランドだけが優れたクリエイティブを作成できるとお考えなら大間違いです。当社の調査では、広告にほんの少し手を加えるだけで大きな成果を生み出すことができるということが明らかになっています。そのベストプラクティスをいくつかご紹介します。
視覚的インパクトを高める: 人間の存在感や商品イメージを強調した広告は、メッセージの関連性を+50%示し、購入傾向のあるユーザーを引き付けます。
ブランドプロポジションを明示する: 特典、付加価値、製品のメリットなど、より有益なメッセージを含む広告は、基本広告(base ads)より平均8秒長く画面に表示されます。4
ロゴをより目立たせる:ロゴを大きく、カラフルに、目につきやすくすることで、より高いトランザクション・モーメントを促進し、検索意図が基本広告(base ads)と比較して24%増加します。3
次のステップを促す:より直接的な行動を促すフレーズは、より高い関心と行動を促進し、ブランドのウェブサイトへのアクセスを41%増加させます。
調査結果の全容はこちら(英語)
調査結果のInfographicはこちら(英語)
調査をまとめたOne-sheetはこちら(英語)
1 thedrum.com/news/2016/03/31/1994-first-banner-ad-appears-hotwiredcom
2 theatlantic.com/technology/archive/2017/04/the-first-ever-banner-ad-on-the-web/523728/
3,4 Creative, The Performance Powerhouse, 2023
5 2022 Adweek's Readers' Choice: Best of Tech Partner Awards
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